2012年7月25日水曜日

[フランスいろいろ]ブーランジェリー

フランス人にとっての幸せのひとつは、家の近くにおいしいパン屋さんがあるかないか、だということを聞いたことがあります。

かつて憧れのParisを訪れましたが、やっぱり初めて本場で食べたParisのパンの香ばしさは忘れられません。滞在中もろくにきちんとした食事もせずに、友人と美味しそうなパン屋を見つけては入り、パンを食べ歩いていた、という思い出があります。

店主もやさしそうな太っちょなおじさんから、たくさん話しかけてくれるマダム、ちょっと澄ましてツンとした態度のお兄さん。とさまざまでしたが、味はどこも私たちの想像を超えていました!(今思えば、本当に朝から晩まで歩いていたので、常にお腹ペコペコでおいしかったのかも…)

そんなフランスでは、毎年5月半ばに、「パン祭りーFete du Pain」が行われているそうです。 パン祭り!なんて楽しそうなお祭りなんでしょう。フランス人にとって、毎日の食卓に欠かせないからこそ、こんなお祭りまであるのでしょう。

パリの思い出は、ほんとに素敵な建造物や美術館、見ているだけで楽しいスーパー、路上での小さな音楽隊たちとの出会い。などなどたくさん!

ただ、記憶の中で街を歩いた時のあの、なんとも言えないバケットの焼きたての香りが私の中では、ずーっと残ってしまっています。

パンは身近にフランスを感じられる食べ物なのです。
quatre saisons osaka:Kizawa