2013年11月1日金曜日

パリの買い付け報告 <3> 初めてのパリ

新商品の買付けのため、商品の企画を担当している私達はパリで開かれる「メゾン エ オブジェ」へ行って来ました。
実は、私はフランスへ行くのは初めて。ベテランスタッフのIさん、Tさんと一緒に初めてのパリ、初めての海外出張を経験してきました。今回は、その中でも特に印象に残っているエピソードを3つご紹介します。

<パリと京都>
滑走路へ向かって高度を下げている機体から見えるパリ郊外の景色。
眼下には、赤茶色の屋根が連なっている風景が広がります。これはもう日本では見られない景色。初めて見るパリの景色からも、独特の美意識が着陸前からビシビシ伝わってきます。

パリ市内では、外に洗濯物すら干してはいけない徹底した景観保護により造られるパリの町並み、古い寺院やパッサージュ。それから独自に発展を遂げた食文化に触れ…

今になって思うのは…パリは少し京都に似ている。

日本のみならず海外の人たちも魅了してやまない古都。ただ、京都のように縦横のわかりやすい道作りではなく、斜めに走る道も多い。景色や建物も似たところが多いので、私は夕食を買いに行って帰ってくるまで1時間半(!)かかった日がありました。

フランス語も大して話せない東洋人が一人迷子になる。

携帯は持っていますがネット接続はしていない状況。その時は地図もなくほぼ手ぶら。でも、なぜか大した不安はありませんでした。

そう、たぶん滞在中から潜在的に「京都みたいだ」と思っていたのかもしれません。


<パリで一番美しいパッサージュ>
忙しい展示会まわりを乗り越えて、あっという間にフランス滞在最終日がやってきました。最終日は、古く美しいパッサージュ*『ギャルリー ヴィヴィエンヌ』へ。
1800年代前半に作られ、時代の流れに耐えながら美しいまま姿を残し、今も昔もパリで一番美しく魅力的なパッサージュとして有名な場所です。午前中早い時間に行ったのでオープンしている店はなく、まだ掃除 のおじさんがいるだけ。一番保存状態が良いと言われる、ほとんど人のいない美しい朝のパッサージュを歩きました。ガラス張りの天井、モザイクタイルの床…。



パッサージュ奥の曲がり角にある「ジュソーム」はこのヴィヴィエンヌが作られたころからある古本屋さん。魅力的な表紙の本が所狭しと詰まる様子が見えるガラス張りの店内。本当にそこだけが時間が止まっているようでした。

けれど現実は残酷で、次の目的地へ向かうため滞在時間はわずか15分ほどで移動したのでした……。

*パッサージュ:18世紀後半以降のパリを中心に建造されたショッピング・アーケード。



<真っ白な小鳥>
さて、最後に今回の買い付けで非常に印象的だった商品を一つだけご紹介させてください。


おや・・・この鳥はなんだ??


あ!デスクランプだ!!

これは紙を利用してハンドメイドで作られたフランスのデザイナーさんによるランプ。
他の素材では表現できない、紙ならではの質感や不均一感が存分に生かされた「アート作品」のような佇まいです。小鳥のオブジェがとても魅力的だったので、キャトル・セゾンに入荷する分は、鳥の帽子の色を変えてもらうようデザイナーさんにお願いしてきました。

こちらの商品は2014年春に入荷の予定です。どうぞお楽しみに!!

*商品のため、予告なく内容を変更する場合があります。予めご了承ください。

quatre saisons idee:Abe

*関連情報*
パリの買い付け報告 <1>
パリの買い付け報告 <2>